第4章 告白をしよう!
やべぇ……
もう、出そ……!
『仗助くん……』
彩峰さんの甘い声で、俺の射精感は一気に跳ね上がってぶるりと身震いをした。
「っ、麻由佳……っ!」
吐精した瞬間、思わず彼女の名前を言ってしまった。
「……っ……」
名前で呼んでしまった気まずさと、少し荒くなった息を整える為に、携帯を耳から離す。
『仗助くん?ごめん、電波悪い?』
少し遠くなった彼女の声が聞こえて、俺は射精後の充足感から一気に現実に引き戻された。
「はっ!あ、いや、全然ッ!」
『そっか……』
「彩峰さ……いや……」
電話中に自分の彼女オカズにして抜いて、ついでに名前まで呼んじまったんだ。
もう、怖いもんはねえ!……気がするぜ、今は……
「麻由佳さんって、呼んでいいスか……?」
『……え……』
少しの間、沈黙が流れた。
……あ、あれ?
俺、やっぱ調子乗ったか……?
ま、マズいぜ……!
返事がないので心配していると、『あの……』と聞き取るのがやっとな程小さい声が聞こえた。
『も、もちろん……です……その……うん……』
グレート……やったぜ……!
名前で呼ぶの、ちょっとばかし夢だったんだよなぁ~ッ!
「じゃあ、麻由佳さん……また、連絡します」
『あのっ、仗助くん……』
聞こえてきた麻由佳さんの声は、どこか名残惜しそうだった。
「ん?」
『仗助くんがヒマだったら……今度会いたい……です……』
あー……
きっと麻由佳さん、今顔真っ赤にして言ってんだろうな……
クッソ可愛いぜ……マジでよぉ……
「もちろんっス!じゃあ……おやすみなさい」
『あ、うん……おやすみ、なさい』
通話を終えると、俺はティッシュに手を伸ばした。
「麻由佳さん……やべぇだろ……色んな意味で……」
こうなってしまった事を麻由佳さんの所為だと責任転嫁して、事後処理をする。
俺、今度麻由佳さんに会ったら……
理性、保てんのか?
分かんなくなってきたぜ……
俺は、今夜は身体の疼きが止まらなそうな予感をひしひしと感じながら、風呂でも入って落ち着こうと自分の部屋を後にした。