第4章 告白をしよう!
「じゃあ、気を付けて帰ってね仗助くん」
俺が帰ると言うと、彩峰さんは玄関先まで見送りに来てくれた。
正直言うと、帰りたくねえ。
恋人ともっと一緒に居たいと思うのは当たり前の感情だろう。
2人きりの部屋で、恋人同士になったばかりで。
きっとこれ以上ここに居たら俺は色々暴走しちまいそうだ。
そうなって彩峰さんに嫌われんのだけは避けてえ。
「彩峰さん、露伴になんか言われたら俺に言って下さい。文句言う奴はぶちのめしますんで!」
「ありがと!……大丈夫……」
そう言って彩峰さんは笑った。
その笑顔に、後ろ髪を引かれてしまう。
マジで、帰りたくねえ……
「じゃあ俺、そろそろ……」
「あのっ、仗助くん……!」
帰ろうとした所を、呼び止められた。
「ん?」
振り返ると、さっきのように顔を真っ赤にした彩峰さんが下を向いて何かを言っていた。
「……て……」
「ん?なんスか?」
「……ぎゅって、して……」
「っ!」
その破壊力抜群の表情と言葉に、一気に身体中の血が沸騰したかのように身体が熱くなる。
おいおいおい!
やべぇ……可愛すぎんだろ……!
俺は、彩峰さんの背中に腕を回すとその華奢な身体を壊さないように優しく抱きしめた。
彼女の身体は柔らかくて、自分なんかとは全然違う。
この柔らかな身体に直接触れる日は来るんだろうか。
いや、今すぐにだって触れたい。
触って、触られて、それから……。
はっ!
や、ヤベぇ……
なんか、エロい妄想しちまった……
妄想してしまった事が急に気まずくなってパッと身体を離すと、彩峰さんがふわりと微笑んだ。
「またね、仗助くん。おやすみなさい」
「あ、ああ。また連絡します」
「うん。待ってる!」
笑顔で手を振る彩峰さんに見送られて、俺は露伴の家を後にした。
夜になって少し冷え始めた杜王町の道を、軽い足取りで歩く。
彩峰さんと恋人になれた事は、マジで嬉しい。
この関係を、大事に育んでいきたいと思う。
「っし……!」
俺は、改めて彩峰さんをしっかり大事にすると決めて、家に向かって走り出した。