第4章 告白をしよう!
「ん……すっげー美味いっス、彩峰さん!」
彩峰さんの作った生姜焼きは、少し濃いめの味付けがご飯にめちゃくちゃ合う。
なんか、男の事分かってんなっていう感じだった。
あ、待てよ。
男の事分かってるっつう事はだ……
過去にも男に料理作ってたとか……
つーか露伴にも作ってんのか……なんか、ムカつくぜあいつ……こんな美味い飯いつも食ってやがんのか……
「仗助くんが喜んでくれて、よかった」
心底嬉しそうな笑顔の彩峰さんに、ドキッとしてしまって今露伴がどうとか考えんのはなんか勿体ねえと思った。
「いや~、嬉しいっスよ!彩峰さんの手料理食えるとか、マジで……」
そう言いかけた所で、俺は気付いてしまった。
あ!
……この流れ……
もしかして、告んのは今なんじゃねえか?
よし……バシッと行くぜ……!
「あの、彩峰さんッ!」
「ん?なぁに?」
「お、俺……彩峰さんが……好きです……!」
い……
言ったあぁッ!
彩峰さんの返事が知りたいような知りたくないような。
そんな気持ちで彼女を見ると、俺の突然の告白にかなりビックリした顔をして固まっている。
ヤベぇぜ……
なんか、タイミング外したか……?
それとも……
背中を、つっと汗が伝った。
「あの……仗助くん……その……」
彩峰さんは、顔を真っ赤にして俯いた。
「私も……好きです……」
と、消え入りそうな声で言ってくれた。
俺は、またもや心の中でガッツポーズを決めた。
よぉっしゃあぁぁッ!
マジかあぁぁッ!
「あのッ、俺と……その、なんだ……付き合って下さいッ!」
意を決してそう言うと、彩峰さんはさっきみたいに心底嬉しそうな笑顔を見せた。
「私なんかでよければ……喜んで!」
嬉しかった。
自分と、自分の好きな人が同じ気持ちでいる。
そんな奇跡みたいな事が自分の身にも起こるという事実。
「よ、よろしくお願いしますッ!」
「こちらこそ……よろしくお願いします……」
俺達は、顔を赤くしながら奇跡が起きた幸せを噛みしめた。