第4章 告白をしよう!
「ちょっと時間かかりそうだから、私の部屋で待っててくれるかな?」
案内されたのは、2階にある彩峰さんの部屋だった。
ドアが開くと、ふわりと彼女のいい匂いに包まれてまるで抱きしめられているような気分になった。
「漫画なら結構置いてるから、読んでていいよ!ちょっと急いで作るね!」
そう言って彩峰さんが少し急ぎ気味に部屋から出て行く。
トントンと階段を下りていく音を聞きながら、部屋を見渡すと綺麗に漫画が並べて置いてあって、本当にあの人は漫画が好きなんだなと思った。
読んでもいいと言われたものの、俺の知っている漫画は見事に皆無だったので、読むのは無しにして床に座り込んだ。
やべぇ……
彩峰さんの部屋に入れるとか……
すっげえいい匂いすんぜ……
次彩峰さん来たらどんな顔すりゃあいいんだ?
っつうか、どう告れば……
っあー!
マジで、緊張してきた……!
俺は、なんだか生きた心地がしないまま料理が出来るのを待った。
30分後。
「仗助くん、お待たせしました!」
おぼんに料理を乗せた彩峰さんがドアを開けた。
「あれ?仗助くん、もしかして……何もしないで待ってた?ヒマだったね、ごめんね」
「いや……」
何もしなかったのは、俺が考え事ばかりしていたからで彼女が悪いわけじゃあないんだから、気にしないで欲しいと思った。
「持ちますよ」
そう言っておぼんを持つと、生姜のいい匂いがふんわりと鼻孔をついた。
「生姜焼き……」
「うん?」
あ……
緊張してて覚えてなかったけど、俺、きっと生姜焼き食いてえって言ったんだ……
それにしても、すっげえ美味そう……
彩峰さん、マジでいい嫁になんな……
そんな事を思いながら、テーブルにおぼんを置く。
「あの……美味しくなかったら、遠慮しないで残してね……?」
彩峰さんが座りながら、上目遣いでそんな事を言う。
やべぇ、その顔、可愛すぎんだろ!
「いや、すげえ美味そうっスよ」
「え!や、あの……ど、どうぞ……お召し上がりください……」
恥ずかしそうに顔を赤らめた彩峰さんが、可愛すぎてヤバい。
俺達は、テーブルを囲んで向かい合わせに座って手を合わせた。
「「いただきます」」