第4章 告白をしよう!
まさか、こんな所で仗助くんと会うなんて。
っていうかなに!?私……一緒に行こ!……って……なに誘ってんの?
どうしよ!
でも、一緒に食品フロアとか……なんか、カップルみたい……って、いやいや……!
そんな事を思っている内に、食品売り場に着いてしまった。
「夕飯の食材っスか?」
「あ、ううん……今日、露伴先生取材で遠く行くから遅くなるって……だから、どっかで済ませてくるって言ってたからお弁当でも買おっかなって……」
そこまで言って私ははっとなった。
ちょ、待って!
出来る女は、1人だって食事くらい作るんだよ……
露伴先生いないからって、お弁当で済まそうとする女なんか……女子力ないっていうか、なんていうか……
「……思って……」
なんだか、男の子からしたら期待はずれな女かなぁと思いながら仗助くんをちらりと見ると、丁度目が合ってしまう。
「そうなんだ。たまにはいいんじゃあないっスかぁ?」
「そ、そっかな……」
「でも彩峰さんの料理、美味そっスけどね。食ってみてえ」
「えッ!?」
仗助くんの言葉に、私の心臓の鼓動はいきなり跳ね上がった。
ええええ!?
仗助く……今……
食べたいって言った!?私なんぞの料理を!?
あんな、しょうもない料理でよければ……仗助くんが食べたいって言うならいつだって作る覚悟は出来てるッ!
いや、寧ろすぐにでも作りましょうか!!
……社交辞令じゃあなければ。
「あの、仗助くん……」
「はい?」
「えっと……その……夕飯食べに、来ませんか……?」
意を決してそう言うと、仗助くんはかなりビックリした顔をしていた。
私は、今何故か出た自分の積極性を心底ふざけんなと思った。
ああああ!
ほらぁ!ヘンな事言うから……ッ……!
やっぱ、社交辞令だったんだ……当たり前か……
「……マジっスか、彩峰さん……」
え?
「あ、えと……マジ……です……」
「よぉっしゃあぁ!」
仗助くんがガッツポーズをしたので、何事かと思ってしまった。
「いや~、今日お袋が弁当でも買って食えって言うから……くぅ~ッ、ラッキーだぜ!」
その言葉を聞いて、私は納得した。
あ……そういう事かぁ……
私とどうこうじゃあなくて、夕飯食べれんのがラッキーって事ね……そうですよね!