• テキストサイズ

呪いのなかで、恋々【乙骨憂太】

第19章 それでも進む


「今朝したえっち、もっとしたい……」

憂太に抱きつきながら呟く。
憂太の頬がずっと、髪に擦れていた。

「今朝?……あぁ。できちゃうよ……準備出来る時はちゃんとしよ?」

少し間を置いて、不貞腐れながら「うん」と短く返事をした。

すぐ近くにある憂太の首筋に顔を埋め、リップ音を立てる。
何度もキスをして、途中から舐め始めた。

憂太は優しく怒っていて、何度も止められる。

「ストップ、千景。言ったでしょ。抑えられなくなるって」

大人しく唇を離して、肩に顔を埋めた。
憂太の胸に蹲っていると、今朝のことを思い出してしまう。
――こんな体勢だったよね……。

憂太の膝の上に座って、下から何度も突き上げられた。
アノ感触を思い出し、疼き始める。
落ち着けるようにぎゅっと憂太に抱きついた。

「憂太ぁ……好き。大好き」

「うん。僕も大好きだよ。……ねぇ千景――全部聞こえてると思うけど、大丈夫?」

その後私は、ずっと黙ったまま憂太に抱きついていた。

無心でいれば、何も恥ずかしくない。
後で顔を合わせたら、知らないフリをしよう。

私たちは何もしてない、何もなかったんだ。

/ 272ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp