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呪いのなかで、恋々【乙骨憂太】

第18章 おかえり


激しい戦闘を彷彿させる、ボロボロとなった渋谷。
数日前までここは、仮装をしてハロウィンを楽しむ人たちで賑わっていた。

抜き身の刀を持った憂太に手を引かれながら、瓦礫の山を進む。
憂太はそのまま話し始めた。

「虎杖くんは一度殺すよ。僕は上層部と"縛り"を結んだからね。だけど――すぐに反転術式をかける」

――"縛り"……。
結ばなければいけないほどに、重要な任務。
そりゃあそうか。
歴代最強術師、両面宿儺をその内側に秘めているのだから。

「その後は状況を見て……五条先生を助ける」

「ッ……私も、そうしたい」

どうやら私は、憂太が上層部に出した唯一の条件のようだ。
憂太の補助をする為に私の同行を進言した。

憂太の手がピクッと、少し強く私の手を握る。
呪霊がいる。

憂太はすぐに手を離して、飛んでいった。
無人となったコンビニから出てくる女の子に襲いかかろうとしてる呪霊を、後ろから近づき、頭から刀を突き刺す。

憂太は笑顔で女の子に話しかけ、リカちゃんが呪霊を処理した。

優しい憂太に女の子は少しでも安心したようだ。
――恋、しちゃったかな……?
女の勘で、小さな女の子に敵意を向ける。

「憂太……」

「千景?行こっか」

また繋がれた手に安心して、悠仁の元に急いだ。

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