第18章 おかえり
私の身体を拭いてくれた憂太を見て、ぷるぷると起き上がった。
――腰が……。
こんなに憂太が求めてくれるなんて、初めて。
「ごめん、何回も……千景が僕の精液塗れなっちゃった……」
ぽわぁ……と優しい光に包まれる。
憂太みたいに温かい。
「ありがとう」
光が消える頃には元通りとなった身体。
憂太が反転術式で治してくれた。
憂太は軽く口付けて、服を着せてくれる。
制服を着て、寮を出た。
「ごめんね、こんなすぐ……高専から離れたら、これからのことを話すよ」
心配そうに見つめてくる憂太に、コクッと頷いた。
恐らく、悠仁についてだろう。
憂太もきっと、殺すなんてしたくないはず。
手を繋いだまま、渋谷へと向かった。