第11章 誕生日プレゼント
中也はシャワーを頭から浴びながら昨晩の出来事を思い出していた。
普段では、決してみられない甘え方してきたアリス。
そして、先程の接吻ーーー。
年齢を気にするとアリスが云ったため、大人になるのを待つと決めた筈なのに、こうもあっさりと理性が崩されたのだ。
寧ろ、下着姿のアリスを前にして、最期まで致さなかった自分を褒めたいくらいだ。
然し、アリスも然程抵抗せずに行為を受け入れた、と
ーーー自惚れても良いのだろうかと中也は一人考える。
シャワーから出ているのはお湯ではなく水だ。
油断すれば、昨日のアリスの様子が、姿が、脳裏に蘇る。
中々治まらない自身の熱が引くまで中也は水を浴び続けた。
「恨みますよ、姐さん……」
その切っ掛けを作った紅葉に報告すれば、間違いなく笑顔を向けられるだろう。
中也はハア、と盛大に溜息を付き、水を止めた。