第10章 猫の日
「本当に最終の最終だ。それにーーー」
「それに?」
アリスは首を傾げる。
「俺は別にこのままでもいいぜ?側に居られりゃ何だっていい」
「!」
中也の言葉に、目を見開くアリス。
一寸感動したアリスだったが。
「寧ろ、首輪を付けて逃さねえ事も出来ンな…」
「中也、目が笑ってないよ?お酒の飲み過ぎじゃあないかな?」
「まだ正常だっつーの」
アリスをヒョイと抱き抱える中也。
「ゲージは手前の異能で簡単に開けられるからな。首輪付けて常に一緒にいるのはアリだな…」
「今も一緒に居ますよね!?」
目が本気だ。
実際には違うが、アリスの内心は汗ダラダラだ。
「足りねえ」
「ニャム!?」
アリスに口付ける中也。
「これ以上のことが出来ねえから早く元に戻る方法を探らねえとな」
「……はい」
本気で首輪に紐付けられて結ばれる事を想像したアリス。
中也ってもしかしてヤンデレなんじゃ、と思わずにはいられないのであった。