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【呪術廻戦/短編集R18】夜更けの花屋は恋を売る

第3章 【伏黒恵】君に響くカンパニュラ**


正直に書いたら、虎杖くんたちはどう思うんだろう。
どう説明すればいいのかわからなくて、私はノートの白いページを見つめることしかできなかった。



「……虎杖」



恵くんの声が、私が書くより先に落ちる。



「それ以上はやめろ」



虎杖くんが、はっとしたように口を閉じた。



「、ごめん。俺、変なこと聞いた」



ううん、虎杖くんは悪くない。
そう書きたいのに、なぜか手がうまく動かなかった。

野薔薇ちゃんが、「あんたねぇ……」と虎杖くんの肩を肘で小突く。


私のせいで、また空気が変になってしまった。
こういう時、声が出せたらすぐに「大丈夫、気にしてないよ」って言えるのに。


虎杖くんが何度も謝ってくる。
「大丈夫、謝らないで」と伝えたいのに、ただふるふると首を振ることしかできなかった。



「は、僕が保護したんだよ」



ふいに落ちてきた軽い声に振り返ると、五条先生が生クリームがたっぷりのった甘そうなドリンクを片手に立っていた。



「最初なんて、僕のこと本気で噛もうとしてきたし」

「五条先生」



恵くんが咎めるように呼ぶが、先生は気にすることなく続けた。



「五歳まで、は人の言葉を知らなかったんだから」

「え、そうなの?」



虎杖くんがそう尋ねると、先生は私をチラリと見て言った。















「は生まれてすぐ、呪いに育てられたからね」






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