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【呪術廻戦/短編集R18】夜更けの花屋は恋を売る

第7章 【五条悟・伏黒恵】クロユリは君を離さない**


ブラックを飲んでいた俺にが興味津々で見てきたから、一口だけ飲ませたら。



『……にがっ』



一口飲んだ瞬間、ぎゅっと眉を寄せた。



『伏黒くんすごいね。大人だね』

『普通だろ』

『私、苦すぎて無理だ』

『僕も無理〜』



横から五条先生がしれっと会話へ入ってきた。



『砂糖たーっぷり入れないと飲めない』

『 わ、私もミルクと砂糖入れないと飲めないです』

『じゃぁ、も僕と同じ、こっち側だね。恵はそっちね』

『……こっちとか、そっちとか何なんですか』



先生が俺とに勝手に線を引いたんだ。
今思えば、あの頃から五条先生はこうやって、を自分の側に引き寄せていたのかもしれない。

それに、もだ。
あの人と共通点があったからって、あんなに嬉しそうに笑いやがって。

面白くなかったからこそ、余計に覚えている。





「伏黒くんって、人のことすごい見てるよね」

「……別に」



それは、お前だからだろ。


そう思ったけど、口には出せなかった。



「たまたま覚えてただけだ」

「たまたまでも、覚えててくれてありがとう」



そう言って、はミルクを入れたコーヒーを一口飲んで、美味しかったのか目元を緩める。
それから、次の紙コップにも口をつけた。



「伏黒くん、こっちはどう?」



俺も一口飲む。



「……さっきのより、こっちの方が好きだな」

「あ、私もそう思った。こっちの方が香り好き」

「……俺も」

「ほんと? じゃあ、これにしようか。伏黒くんと意見合ったし」



は満足そうに笑うと、二人で選んだ方の袋を手に取った。
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