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【呪術廻戦/短編集R18】夜更けの花屋は恋を売る

第6章 【五条悟】勿忘草の悪魔 Ⅲ**


「っ――あ、好きっ……ごじょ、さん……きちゃ、う……っ!」



全身がびくびくと大きく跳ねて。
とてつもない快感と精気の波に飲み込まれながら、あっけなく絶頂に達した。



「はぁ……っ、あ……ぁ……っ」



絶頂を迎えたはずなのに、気持ちいい波が全然引いていかない。
むしろ、身体の奥に注ぎ込まれた五条さんの精気が全身に溶け出して、ずっと頭がじんじんと痺れ続けている。


(夢なのに……すごい……)


とろけきった頭でそんなことを思いながら、半分閉じかかった目でぼんやりと下を見る。


私の足の間にいた五条さんが、顔を上げた。
手の甲で、艶っぽく濡れた自分の口元を無造作に拭う。
そんな姿まで色っぽくて、かっこよすぎる。



「……処女なのに、すごいイきっぷりだね」

「~~~~っ!」



信じられないくらい、デリカシーのない言葉。
夢の中でも、五条さんは五条さんだ。



「ご、五条さんが……っ、上手だからです……っ!」



私は抗議のつもりで、宙でへなへなと揺れていた尻尾に力を込め、五条さんの腕をペシッと叩こうとした。



「だいたい、そんな意地悪言うなら、もう――」



パシッ。



「……えっ?」



反撃しようとした私の尻尾は、空中で五条さんの大きな手によってむんずと掴み取られた。
離してもらおうと尻尾を揺らしても、五条さんの手はびくともしない。


あれ……?
夢の五条さんなのに、急に私の思い通りにならなくなった。

なんだかおかしい。


それに。
骨張った指の硬さ。
私の尻尾を握りしめる、強い握力。
そこから伝わってくる、じっとりとした熱い体温。

私の身体の中の息苦しいほど濃い五条さんの精気まで感じる。


夢って、こんなにはっきりと感触があるものだっけ?
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