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【呪術廻戦/短編集R18】夜更けの花屋は恋を売る

第7章 【五条悟・伏黒恵】クロユリは君を離さない**


いや、いきなり口に含ませるんじゃなくて。
まずは慣れさせるために、舌でぺろぺろ舐めさせるのもいいな。


そんな姿を想像した途端。
さっきまで何をされても無反応だった身体が、あっさり熱を持っていく。



「ふふ。やっと大きくなった」



女は自分がその気にさせたと思ったらしい。
満足そうに笑っている。


僕は女の肩を掴むと、ベッドへ仰向けに押し倒した。



「え、悟?」



答える代わりに、手近にあった枕を取る。



「ちょっと、これで顔隠してて」

「……なにそれ」

「いいから」



女は少し不満そうな顔をしながらも、言われた通り枕で顔を覆った。


女の脚を強引に押し開いて、沈み込む。


今はもう、目の前の女の顔なんて見たくなかった。

早く。
さっきから燻っているものを、全部どこかへ追いやりたい。


動くたびに、目の前にいる女の姿が少しずつ頭の中から消えていく。

代わりに浮かぶのは。

あの夜の。


触れるたびに揺れた瞳。
戸惑いながら、僕の浴衣をぎゅっと掴んでいた指。



『んぅ……っ、せ、んせぇっ……!』



僕の手の中で、初めて絶頂を迎えた時の声。
目を潤ませて、どうしていいかわからないまま僕を見上げていた顔。






「は、っ……」



気づいた時には、名前が口からこぼれていた。


枕の向こうで、女の身体がぴたりと止まる。
今呼んだ名前が、自分のものじゃないと気づいたらしい。



「……っ、あ、最低」



そんなこと、言われなくても知ってるよ。
だからって、今さらやめる気にもならないけど。


僕はただ欲望を吐き出すためだけに、じゃない身体を抱いた。
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