第6章 【五条悟】勿忘草の悪魔 Ⅲ**
「ひ、やっ、ぁ、あっ……んっ、だめっ……っ!」
あふれ出す快感と、どうしようもない胸のときめきが混ざり合って、自分でも聞いたことのないようなめちゃくちゃな声が出る。
だめって言ってるくせに、本当は全然やめてほしくない。
むしろ、もっとって欲張ってしまう。
「ふ、ぁ……ぅ……ご、じょさ……っ」
そんな自分に戸惑う暇もないまま、五条さんの触れ方がさらに深くなった。
一番敏感な蕾を舌で強く吸い上げられたと同時に。
とろとろに濡れきっていた入り口に、五条さんの長い指がするりと奥まで侵入してきた。
「や……あっ、あ、あぁ……っ」
中と、外。
指の腹が私の中をぐりぐりと押し広げながら、気持ちよくなってしまうところを探り当てる。
それと全く同じタイミングで、外ではわざと水音を立てながら、舌先が細かく突起を弾いた。
「あ、だめっ……! いっしょ、だめぇっ……!」
こんなの、おかしくなっちゃう。
押し込まれる指先からも、絡みつく舌からも、身体が溺れてしまいそうなほどの精気が一気に流れ込んでくる。
息ができない。
次から次へ押し寄せる快感に、身体がついていかない。
「ぁ、ごじょ、さ、……もうっ、だめっ」
夢の五条さんも私の「だめ」なんて全然聞いてくれなくて。
私を壊してしまうんじゃないかってくらい、指と舌の動きを激しくする。
「……んっ、やっ……きもち……っ、あ、あっ……」
もう何を言っているのか、自分でもわからない。
頭の中にあるのは、五条さんのことだけ。
「……すき……」
一度口にしてしまったら、もう止められなかった。
「……好きっ、五条さん、好き……っ!」
下腹部の奥から、弾けるような熱が込み上げてきた。
目の前が、真っ白な光に包み込まれる。