第6章 【五条悟】勿忘草の悪魔 Ⅲ**
「ひゃ……っ」
……あれ?
ちょっと待って。
私、下着は?
パーカーの下にあるはずのものが……ない。
五条さんの手のひらが、そのまま肌に触れている。
(……夢だから?)
そうか。
夢なら細かいことは気にしなくていいのか。
……いや、それにしても夢の私、準備よすぎない?
そんなことを考えてる間にも、五条さんの長くて骨張った指がふくらみを下から掬い上げるように、優しく、けれどじっくりと揉みほぐしていく。
「ひゃ……っ、あ……」
触れられたところから、五条さんの体温が伝わってくる。
今度は親指の腹が、胸の先を避けるように、その周りをくるくると撫でていく。
少しざらついた指先が擦れるたび、中心があっという間に硬く、ツンと尖っていく。
五条さんはその僅かな変化を確かめるように、親指と人差し指でぷっくりと膨らんだそこを挟み込み、きゅっと軽くつまんで引っ張った。
「あっ……んんっ……!」
声が勝手に漏れる。
それにつられるみたいに、腰まで小さく揺れてしまった。
そんな私を見て、五条さんが楽しそうに笑った。
「可愛い」
「……っ」
「ここ、弱いんだ?」
「ち、ちが……っ、ん……!」
否定する間もなく、もう一度つまんだ突起を指の腹でこりこりと転がされるように弄られる。
「や……あっ、あ……」
どうしよう。
五条さんに触れられるところ、全部気持ちいい。
私、淫魔なのに全然余裕ない。
そんな私をよそに、尻尾はちろちろと揺れながら、五条さんの首元へすりすりと寄っていった。
「どうした?」
五条さんが甘えるみたいにまとわりつく尻尾を見て、意地悪に目を細める。
「尻尾も、僕に触ってほしいみたい」
そう言って、胸の先をきゅっとつままれるのと同時に、尻尾の先を撫で上げられた。