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【呪術廻戦/短編集R18】夜更けの花屋は恋を売る

第6章 【五条悟】勿忘草の悪魔 Ⅲ**


今度はさっきより深く。
唾液と舌を絡ませて、少しずつへ流していく。


これだけあげれば、いつもならとっくにふにゃふにゃになってる頃だ。
なのに、今日は目すら開かない。



「どんだけ取られてんの」



唇からじゃ追いつかない。
だったら、もっと効率のいい方法を取るしかない。


最初の夜に、が持ち出してきた分厚いマニュアルを思い出した。



『効率的な精気の抽出には、粘膜接触、および体液の交換が強く推奨される』



キスよりも。
もっと直接的に精気を渡す方法。


あの時は、できるわけがなかった。

初仕事だなんて言って。
キスすらしたことないくせに、真っ赤な顔で「精一杯頑張ります」なんて。

何も知らないまま、自分を差し出そうとするを。
そんな簡単に抱けるわけないでしょ。


「君じゃ勃たない」なんて、言い方をしたけど。
ああでも言わなきゃ、この子は本当に最後までやろうとしただろうし。

……ほんと。
最初の契約者が僕でよかったよ。



「……マジかぁ」



やるしか。



「……ないか」



そう呟いたものの、すぐには手を伸ばせなかった。


別に、今さらに触れることが怖いわけじゃない。
むしろ――。


そこまで考えて、やめた。


僕はベッドに上がり、の身体を跨ぐように膝をついた。

が着ているのは、僕が渡した部屋着のパーカー。
そのファスナーに指をかけ、下ろしていく。



「僕、こういう趣味ないんだけどなぁ……」



頭を掻きながら、小さく息を吐いた。
が穿いているショートパンツのウエストへ、指をかける。



「だからさ」



その手を止めたまま、眠るの顔を見た。








「……今度は、ちゃんと起きてよ。」









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