第5章 【五条悟】勿忘草の悪魔 II**
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勿忘草を見たあの日から、数日が経った。
五条さんは相変わらず何も変わらない。
甘いものを食べて、私をからかって、必要な時には当たり前みたいに精気をくれる。
変わってしまったのは、私の方。
「、最近ちょっと上の空じゃない?」
五条さんの声が、耳元で甘く落ちる。
ソファに押し倒されるようにして、私は五条さんの肩にしがみついていた。
少し強引に唇を塞がれ、熱い舌が口内を深く這う。
ちゅ、と艶っぽい水音が響くたびに、甘くて濃厚な精気が舌先から流れ込んでくる。
息継ぎの隙も与えてくれない、とろけるようなキス。
いつもと同じはずなのに。
ただ、契約として精気を受け取っているだけのはずなのに。
勿忘草の前で気づいてしまった気持ちが、数日経った今も、火傷みたいに疼いている。
五条さんに触れられるたび、その場所から熱が広がっていくようだった。
「ん……っ、ぁ、五条さ……っ」
名前を呼ぼうとした声は、またキスで奪われた。
五条さんの大きな手が腰を撫で、スカートの裾をそっと持ち上げる。
長い指が太ももの内側を滑るように這い上がってきた瞬間、びくりと身体が跳ねた。
「反応よすぎ」
余裕たっぷりに囁きながら、下着をずらし、指を私の奥に滑りこませた。
もう何度もこうして触れられているせいか、身体はその指をするりと受け入れてしまう。
「ひゃ……っ、だめっ……!」
五条さんの指が、一番敏感な部分を的確に、執拗に撫で上げる。
指が動くたび、下腹部がじんと熱くなり、身体の奥から甘い痺れが広がっていく。
自分が恥ずかしいくらいに濡れてしまっているのがわかった。
「、腰動いてる……気持ちいい?」
「き、聞かないでくださいよぉ……っ」
「無理。可愛いから」
可愛いなんて、当たり前みたいに言わないでほしい。
私は『大事な子』じゃない。
あなたに恋をしてしまった、ただの淫魔なのに。