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【呪術廻戦/短編集R18】夜更けの花屋は恋を売る

第5章 【五条悟】勿忘草の悪魔 II**


***



五条さんが宣言した『特別課外活動』。
それは開始早々、想像していたよりもずっと過酷なものだった。






「はい、の分」

「…………」



本日三つ目となるスイーツ、クレープを渡された。

特盛の生クリーム。
イチゴ。
さらに追い打ちみたいにチョコソース。


(うぷっ……)


そんな私の隣で、五条さんは幸せそうに自分のクレープに齧り付いている。



「あの……五条さん。私、もう本当にお腹がはち切れそうなんですけど……っ」

「えー? まだタワーパンケーキと、フルーツパフェしか食べてないじゃん」

「普通の人間は、それを『しか』とは言いません! さっきのパンケーキ、私の顔より大きかったですよ!?」

「いやー、あれ美味しかったよね。外はカリッと中しっとりでさ」

「レビューを聞きたいわけじゃないです……!」

「、ちゃんと覚えといて。僕、パンケーキはふわしゅわ系より、昔ながらの厚みがあってしっとりしてる方が好きだから」

「なぜ今、五条さんのパンケーキの好みを叩き込まれているんですか……?」

「だって、今日は『僕のことを教えてあげる』日だからね。ほら、ちゃんとメモして」

「メモするほど重要な情報ですか……!?」



そんなことを言っている間に、五条さんはあっという間にクレープを完食していた。
そして、もう次の店を探しているのか、周囲をきょろきょろと見回している。


す、すごい食欲。
これだけ食べても平然としているなら、五条さんの精気が多いのもなんか納得できる。


私は渡されたクレープをもそもそ食べながら、こっそり五条さんを盗み見た。


今日の五条さんは、いつもの黒い服に目隠しではなく、白いシャツに黒のジーンズ、サングラスという格好だった。

背は高いし。
脚は長いし。
顔はかっこいいし。


ただ歩いているだけなのに、すれ違う人たちの視線を自然と集めてしまう。
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