第3章 【伏黒恵】君に響くカンパニュラ**
露わになった、柔らかな丸みを帯びた膨らみ。
そして、急に外気に触れたせいか、それとも緊張のせいか……薄いピンク色の先端が、きゅっと遠慮がちに主張していた。
目が離せない。
瞬きすら惜しいくらい、俺は目の前のに見惚れていた。
右手を伸ばして、その膨らみに優しく触れる。
「……っ、」
倉庫で、服の上から事故で触れてしまった時とは全然違う。
直接肌に触れると、吸い付くようになめらかで。
熱いくらいの体温が、俺の指先からビリビリと伝わってくる。
怖がらせないように。
壊れ物に触れるみたいに慎重に、手のひら全体へと密着させて包み込んだ。
「……すげぇ、やわらかい」
思ったことが、そのまま口をついて出ていた。
俺の身体とはまったく違う、男には絶対にない感触。
手のひらにぴったりと収まる重みと柔らかさ。
そして、その奥からドクドクと速いリズムで脈打つ、の心臓の音。
手のひらでの胸の感触を味わいながら、親指で先端をそっと撫でる。
「…………ッ、」
は息を呑み込み、真っ赤な顔でふるふると首を横に振った。
否定するように首を振っているくせに、親指でそこを転がすたびに、の細い肩が小刻みに跳ねている。
(感じてる……で、いいんだよな)
そう自覚した瞬間、下腹部に血が集まるような、どうしようもない熱い衝動が突き上げてきた。
「……」
の顔を覗き込むと、潤んだ瞳がとろんとした熱を帯びたまま俺を見上げた。
「新しい合図、作ろう」