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夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】

第26章 そして、スランチオに始まる【予兆/人外魔境新宿決戦】


「明太子」

 炎で照らされた薄暗い廊下を歩きながら、乙骨は狗巻に「大丈夫」と頷いた。

「狗巻くんの腕のことだよね。総監部には虎杖くん抹殺任務に任命されるために話たけど、本人には伝わってないよ」

『懸命な判断だナ。直接 現場にいた神ノ原 星也ですら、宿儺の残虐行為を止められなかった責任を感じている様子だっタ。虎杖本人が感じる絶望はそれ以上だろウ』

 カシャンッと音を立てながら、メカ丸も後ろからついてきている。

「しゃけしゃけ」

「そうだね」

 あれは宿儺がやったことだ。
 星也が責任を感じることはないし、ましてや虎杖が背負うべきことでもない。

「いくら」

「うん。メカ丸が回収してきてくれたおかげだね」

『神ノ原 星良に取り次げればと思っての行動だったんだがナ』

 と淡々と語るメカ丸の声には、どこか悔しさが滲んでいる。

「……すじこ」

「……ありがとう。“使わせてもらうよ”」

* * *

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