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夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】

第25章 紐解くスコア【 】


「……解析に呪力は使わないのか?」

「ん? あぁ。そもそも解呪技術がなきゃ、封印を解析する機会なんてねぇもんな。俺は晴明から聞いた話しかできねぇから、他の術師のやり方は知らねぇが……」

 腕を組み、記憶を辿るように札埜は視線を動かす。

「封印の術式を探るために多少は使うが、解析に必要な量は微々たるモンらしい。問題は解呪の方」

 瞼を閉じて施された封印を探る詞織の横顔を見ながら、伏黒は札埜の話に耳を傾けた。

「当然、施された封印が複雑なほど呪力が必要だし、なんなら封印に合わせた専用の術式を組む必要がある。“天使”みたいに、術式ごと消し飛ばして一発で解呪しちまうようやり方ができるわけじゃねぇ」

 そういえば、天元に話を聞きに行ったときも、星良が解呪をするには専用で呪符を作る必要があると星也も言っていたな。

 しかし……ここまでの間、何度か札埜の講釈らしきものを聞いているが、ムカつくことに語るだけの知識を持っている。それに、説明も分かりやすい。
 詞織と二人で来ていたら難航していたような気すらする。

「アンタ、解呪できない割に詳しいな」

「この辺りも晴明から聞いた話だ。自分の知識をひけらかすような、鼻につくヤツだったんだよ」

 思考パターンを理解していて、忌庫に一緒に入って、晴明の術式にも詳しくて……って、どんだけ仲が良かったんだよ。

 やがて、「終わった」と詞織が呟くように言って目を開ける。
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