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夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】アンケート開催中

第21章 声にならないラメントーソ【熟む〜呪胎戴天-伍-】



 ――11月16日 正午


「……ってわけだ」

 真希の話に、伏黒は虎杖や詞織、星也と絶句した。

【死滅回游】の目的である“慣らし”が完了してしまったこと。

 そして、九十九と脹相が襲撃してきた羂索に敗れたこと。

 九十九は瀕死の重体、そのうえ天元は羂索に獲られてしまったこと。

「九十九さんは助かるのか?」

 虎杖が固い声音で尋ねる。

「硝子さんの様子を見る限り、助けられると断言できる感じじゃない。星也さんの術式がなきゃ死んでたのは間違いないが、それがあってもギリだ」

「時間があれば、もっとちゃんとしたものを用意できたんだが……」

 星也が申し訳なさそうに自分の右手を見つめる。

「何を仕込んでたの?」

 小首を傾げて詞織が星也を見上げた。

「致命傷を一度だけ無効化する術式だよ。握手をしたときに九十九さんの呪力に触れて僕の呪力を変質させたから、さすがの九十九さんも気づかなかったんじゃないかな」

 だが、傷を治すような効果はないため、もし脹相が【薨星宮】に戻らなければ、九十九はそのまま死んでいたとのことだ。
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