夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】アンケート開催中
第21章 声にならないラメントーソ【熟む〜呪胎戴天-伍-】
「【死滅回游】の参加者は十九日間、点の変動がないと術式を剥奪される」
この『剥奪』は脳を弄ることになるから、実質 死を意味すると言うことは、全員が理解していることだろう。
だからこそ、泳者たちは殺し合いを強要されるという話だ。
「そのために、殺し合わず得点を変動させる総則の追加は急務だった。これは悠仁がやってくれたんだったね」
「俺っていうか、日車なんだけど」
星也の言葉に虎杖が訂正しつつも肯定する。
「問題は②と③。結界の人間と電波の出入りについてだ。来栖と星也さんが大丈夫なのを見ても分かると思うが、【死滅回游】の総則は初めから泳者と電波の出入りについては何も禁止してないんだよ」
「……確かに、してない」
「川本 真琴の話してるー⁉︎」
真希の説明に頷く詞織へ被せるように、近場の屋根の上から髙羽の叫びが被さった。
「なんだ、アイツは?」
「無視して。意味ないから」
思わず髙羽へ目をやる真希だが、詞織は見ることもせずに短く切り捨てる。
「総則……総則……あ、本当だ!」
コガネを呼んで総則の確認をした虎杖が声を上げた。