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夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】アンケート開催中

第20章 星のイラート【星と油】


 ――……戦いが始まる前。

「……奴さえ殺せればそれでいい。俺や弟たちの半身である母の【呪い】のため。そして――……」


 ――悠仁の未来のために。


 脹相がそういうと、九十九は腕を組んで少し考え、「分かった」と頷く。天元もただ黙って聞いていた。

「だが その前に、アタシたちの計画も聞いてくれ」

 そこで脹相は九十九から、羂索と戦うにあたって、一つの作戦を聞かされる。

「なるほど……領域の解体か」

 領域を使わせないのではなく、あえて羂索に領域を展開させる作戦。

 それを解体することで術式の使用困難なところを叩くという、とんでもない内容だ。
 だが、真正面からやり合うより勝機は見える。

「その後のタイミングなら、むしろキミの手は必要だ」

 確かにこの作戦の目的は、羂索が術式を回復する前に倒すこと。
 ならば、自分が斥候として行って死ぬのでは、目的の達成は危うい。

 けれど……。

「いや……やはり始めは、俺一人で出るべきだ。俺という伏兵を想定していたら、奴は領域を使わないんじゃないか?」

 脹相の言葉に、九十九が「む」と言葉に詰まった。

「俺が一度 “加茂 憲倫”に敗れたとしても、それにより『九十九と一対一である』という意識を植えつけることができる」

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