• テキストサイズ

夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】アンケート開催中

第20章 星のイラート【星と油】


「天元!」

 九十九は天元へ咄嗟に呼びかける。


 展開した領域を解体する――それがこの作戦の肝だ。


 九十九たちがいるのは、【薨星宮】の直上に張り巡らされた結界の一つ。部屋に張られた【空性結界】の中の情報は主である天元に筒抜けだ。

 この作戦は羂索に領域を展開させ、天元がそれを分析して打ち消す。そして、術式が焼き切れて使用困難になっているところを九十九が叩くというもの。


 ――分析にかかる時間はおよそ十秒。


 その十秒の間、九十九は己の領域を使わず、【簡易領域】で羂索の領域から身を守る。


 ――……はずだった。


 これは誤算だ。

 結界を閉じずに領域を展開し、術式を発動する離れ業。
 渋谷で宿儺が見せたものと同じ。解体すべき外殻が存在しない。


 ――【シン・陰流『簡易領域』】


 九十九は身を低くして己の周りに【簡易領域】を展開するが、すぐさまゴリゴリと外側から削られていく。
/ 446ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp