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【呪術廻戦】誰も知らない

第26章 【五条】永遠のコ


ってことで、八重との接触を増やしてるワケだけど、これがまぁ効かない効かない。
どんなに抱きついてもすり寄っても何事もないみたいにあしらわれる。
僕、大型犬とかじゃないんだけど。

んで、これがどこに効いてるかっていうと、毎回と言っていいほど悠仁が釣れる。
あと、遠くから脹相の殺気が飛んでくる。
悠仁はわかるよ?
わかりやすくそういうことだって。
まぁ、本人の自覚ないみたいだけど。
でも、脹相、お前は何なんだよって感じ。
僕が八重にくっつけばくっつくほど殺気は濃くなるのに、実際には何のアクションもない。
なのに八重は脹相に名前呼ばれただけで嬉しそうにニコニコしながらせっせと世話焼くし。
脹相は世話焼かれることを普通に受け入れてる。
二人とも自分たちの中にあるものをカテゴライズしようともしない。

この前なんて、八重、脹相が僕にイヤな顔するのは渋谷の一件のせいだって真面目に思ってるらしく、脹相に構わないでほしいとか言って。
いやいやいやいや、そうじゃないから!って叫びそうになったよ。
でも、八重のそういうところなんだろうな。
自分の存在は他人になんら作用しないって思ってる。
自分は消費される存在で他人の目にも止まらないって。
自分の一挙手一投足が他人の心を動かしているなんて微塵も感じていない。
そうじゃないって気づかせたくて接触増やしてるのにさぁ。
打っても全然響かない!
衝撃吸収αゲルかよ!

だからさ、こんなことも普通にやっちゃうんだろ?
僕は自分の手を見た。
その先には八重が繋がってる。
優しく微笑みかけてくる八重が。
やられた方がどう思うかなんて気にしちゃいない。
ねぇ、八重。
君のそういうところは本当に罪深いと思うよ?
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