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【呪術廻戦】誰も知らない

第26章 【五条】永遠のコ


シャワーでキレイさっぱり洗い流して、着替えも済ませた。
少し遅れたけど夕飯も普通に食べた。
八重はいつものように微笑んでくれて、以前となんら変わらない。
僕だって以前となんら変わらない。
表面上は変えてない。

部屋に戻って電気もつけずにソファにゴロンと横たわる。
深く息を吸って、長く吐いた。
カーテンも閉めていない窓に目をやれば、外には星空に月が輝いていた。

(もしも…)

月を見ながらふと頭を過ぎる。

(もしも、僕の方が先に出会っていたら、椅子取りゲームくらいにはなったのかな…?)

本当に過っただけ。

「あー、しょーもなっ」

そんなどうしようもないタラレバはもう一度大きく吐いた息と共に追い出した。

もう一度、月を見る。
満月よりは小さくて、三日月よりは太っている。
中途半端な月。
そんな月でもあの空の中では一番光っている。
お前って今から満ちるの?
それとも欠けるの?
そう心の中で問いかける。
まぁ、今の僕にとったらどっちだって構わない。


僕が君に「月がキレイだね」なんて言うことはないけれど、

呪いの言葉ならいくらでも吐ける。










ねぇ、八重。















幸せになりなよ。















これまでの1000年分。










これからの1000年分。











誰よりも。
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