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【呪術廻戦】誰も知らない

第26章 【五条】永遠のコ


「八重は“五条悟”を知らないの?」

そう問えば。

「はい、お会いしたことはありません。悠仁くんの担任の先生とのことですが……ご存じですか?」

あ、悠仁は知ってるのね。
まぁまぁ親しい感じじゃん。
てか、ご存じも何も本人だって(笑)
本当に僕のこと知らないのか。
少なくとも呪術界の人間じゃないのか?
じゃあ、どうして高専に?
けど、それを置いておいても、この子、ちょっとつっついてみるのも面白いかな。

「あー、グッドルッキングガイだね」

まぁ、嘘は言ってない。
そんなことするようには見えないけど、でもイケメンって聞けば浮足立ちもするかと思ったけど、

「すみません、南蛮語はわからないもので……それは褒め言葉でしょうか?」

は?
なんばんご?
あ、南蛮語か。
え、南蛮語?
何時代の言葉だよ。
八重の言い回しに寄せて“見目麗しい男子”って言い直せば、

「それはあなた様よりも、ということでしょうか?」

は?

僕が言葉を失っている間にも「あなた様も随分“見目麗しい”ものですから」って本人大真面目な顔で言ってる。
到底見目麗しい男子を前にする反応じゃない。
もっと頬染めるとか、目が輝くとかあるんじゃないの?
なんつーか、八重…

「面白いねー。気に入った!」

気付けば声を上げて笑ってた。
八重が知りたがっている“五条悟”がどのくらい“見目麗しい”かは“僕と同じくらい”と答えておく。

六眼には映らない。
無下限は通過してくる。
それだけであればかなり危険分子なのに、全然危機感を抱かない。
むしろすごく興味をくすぐられる。

洗濯物はもう取り込み終わっているように見えたからこれから何をするのか訊いてみると、なんと“五条悟”のおかえり“ぱーてぃ”を“さぷらいず”で敢行するらしい。
そんなの逆サプライズするしかないでしょ!
僕は洗濯物を人質(洗濯物質?)にとって無理やり手伝いを承諾させる。

もっと八重を観察する必要があった。
それに何より僕が“五条悟”だと知った時の八重の反応は見なきゃ損だと思った。
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