第8章 第8章 口下手な彼は彼女と暮らしたい 【鬼滅の刃 冨岡義勇】
「あ……っ、ん、んぅ……っ! ま、まだ朝ですよ……っ!」
「朝だろうと関係ない。……お前のナカを、もう一度俺のもので塗り替えなくてはならないんだ」
「ひ、あぁっ! 義勇、さん……っ、そんな、熱い……っ!!」
昨夜の「清め」を経て、さらに執着を深めた義勇の楔が、再び彼女を貫く。
朝の光が降り注ぐ中、二人の情熱的な喘ぎ声が、昨夜の続きを告げるように屋敷に響き渡った。
「……待っていた甲斐があった。昨日よりも、さらに締め付けが良い……」
「そんなこと、言わないで……っ、あぁっ! あ、あああぁっ!!」
義勇の独占欲は、朝の光の中でも止まることを知らなかった。
昼過ぎの冨岡邸。
朝からの激しい情事の名残で、いのりは腰に力が入らず、義勇の寝衣を借りたまま布団の上でヘロヘロになっていた。
対照的に、その横で彼女の髪を無造作に撫でている義勇は、どこか憑き物が落ちたような満足げな顔をしている。
その静寂を切り裂いたのは、玄関が開く凄まじい音だった。
「――冨岡さん。貴方、自分が何をしたか分かっているんですか!!」
凄まじい殺気を放ちながら、しのぶが寝所に踏み込んできた。
乱れた布団と、情事の匂いが残る部屋、そして肌を透けさせたいのりの姿を見て、しのぶの額に特大の青筋が浮かぶ。
「あらあら、これはこれは……。治療が必要な怪我人を連れ去って、一晩中何をしていたんですか、この野獣は!」
「……静かにしろ。いのりが疲れている」
「誰のせいで疲れていると思っているんですか!! 炭治郎君から事情は聞きました。すぐに彼女を連れて帰ります。アオイ! 彼女を抱えなさい!」
「待て」
義勇が立ち上がり、しのぶの前に立ちはだかった。
「……彼女はもう、蝶屋敷には戻さない。ここに住ませる」
「はぁ!? 何を馬鹿なことを言っているんですか? 貴方のような男に女の子の世話ができるわけないでしょう! それに、今の彼女には心のケアも……」
「俺がする。……俺が、守る。彼女を汚すものはすべて俺が斬る」
「そういう極端なところが嫌われるんですよ! 大体、彼女の意思はどうなんですか!」
しのぶと義勇が火花を散らす中、二人の視線が布団の中のいのりに集まった。
しのぶは膝をつき、優しく彼女の手を取った。