第6章 盲亀の浮木
戻ってきた悟さんは、私の制服と下着を持っていた。
そうだ私――全裸。
もう遅いのに、両手で自身の身体を隠していた。
「今更なにしてんの。
何回もえっちして、君の身体は奥の奥まで知ってんのに…」
楽しそうに笑う悟さんに服を着せられて、悟さんが作った朝食を食べる。
何もしなくて、ごめんなさい…。
食べ終わるとお湯で濡らしたタオルを持ってきて、顔を拭かれる。
そのタオルを洗濯機まで持っていくと、今度は歯磨き粉をつけた歯ブラシを持ってきた。
「あ、えっと……ありがとう。
でもその…そんなしてもらわなくても大丈夫…」
私がボーッとしてるからしてくれてるんだろうけど、申し訳なさでいっぱいだ。
「したくてしてるから、させてよ」
私って、悟さんに愛されてるんだろうか…よくわからない。
でも、優しくて面倒見がいいのはわかる。
教師だからかな?
結局、学校までタクシーで送ってもらって、悟さんも降りると、人気のないところに行った。
たぶんあの…シュンッてやつだ。
瞬間移動みたいな…そっか、前もこうしてたのかな。