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【呪術】もしも、希望の隣に立てたなら。【廻戦】

第44章 おいでとさぼり


══閑話══
現在…任務帰りの五条と紅海…
2人は並んで歩いている

 紅海は買ってきたお茶を片手に伸びをする
「そういえばさ」
 五条が、ふと思い出したように言った
「紅海って、アーケードゲーム上手かったよな」

『んー?』
「昔、皆と一緒にやったじゃん、無双してて結構びっくりした」
『ああ……』
 紅海は少し考えてから、へにゃっと笑う
『小さい頃からゲーム好きだったからかな』

「そうなの?僕も結構ゲームしてたんだけどね」
『悟が?』
「うん意外?」
『なんか、悟ってお坊ちゃんでゲームとかしなさそう』
「それ、昔からの傑が言ってたセリフ!」
五条は紅海を指差す
「僕だってね、坊っちゃんじゃない部分も有る訳よ?」
笑いながら、紅海の肩をグーで、軽く小突いた

『そうなんだ』
紅海は少し考える
それから、ふと何かを思い出したように口にした。
『STREET FIGHTER……結構はまってた』
「……え」
 五条の足が、ほんの一瞬だけ止まった
『?』
「奇遇……僕も」
『えっ、本当に?』
「本当…本気でやってた時期ある」
『私も!』
紅海が珍しく声を弾ませる

「へぇ……」
五条は紅海を見る…もう出会って何年になるだろう
それでも、知らないことがあるもんだ

そんな当たり前の事実が、なぜか少しだけ新鮮だった
「案外、知らないもんだね」
五条が笑う
「長年の付き合いなのにさ」
『そうだね』
紅海も笑った
夕暮れのグラウンドに、二人の影が並んでいる

これから先も、知らないことを知っていけるんだろう…
五条はそんなことを考えながら
いつものように紅海の隣を歩いていた
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