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【呪術廻戦】兄者、私人間になりたい!

第29章 起首雷同


「6月、盛岡、金田太一。8月、横浜、島田治。9月、名古屋、大和広。3人とも同じ状況で死んでるんスよ。自宅マンションのエントランスで呪霊による刺殺。しかも全員、死ぬ数週間前から同じ苦情を管理会社にチクってる。オートロックの自動ドアが開きっぱなしだって、他の住人に心当たりはなかったっス」

補助監督の新田明が車を運転しながら、ロロ達に説明する。

「でも、日付も場所もバラバラ。同じ呪霊にやられたんですか?」

タブレットで資料を読みながら、伏黒が聞く。

「なぁなぁ、自動ドアって呪霊のせい?呪霊ってセンサーとか引っかかんの?」

助手席に座っている虎杖が振り返る。

「センサーじゃなくて、ドアオペレーターの方が呪霊の影響でバカになったみたいっス。で、同じ呪霊の仕業かって話っスけど、残穢だけだとちょっと断定はできなかったっス。なんせ時間が空いてるし。そんで、3人の共通点を調べたっス。3人共、同じ中学に2年間在籍してたっス」

「っていうと、昔3人が同じ呪いを受けて、時が経ってそれが発動したって感じ?」

釘崎が言う。

「そうっス。それ濃厚っス。で今から、その中学と3人の被害者の共通の知人に話を聞くので、4人にも術師視点で色々と探って欲しいっス」

その共通の知人、森下の家に行くと葬式をしていた。新田が参列して話を聞いてきた。他の3人と同じ死に方だったそうだ。実家暮らしでオートロックじゃないけど、玄関の前で殺されていた。以前から1人で帰宅した際に、鍵が開いているのにドアが開かない、と他の家族に言っていたみたいだ。

「ご両親も3人との関係はよく知らないって…。あ〜、唯一の手掛かりがぁ〜」

「ドンマイ!!この中学に何かあるって!!」

さいたま市立浦見東中学校に、ロロ達は来ていた。

「おっ、分かりやすいのがいるわね。ブン殴って更生させましょ」

渡り廊下で煙草を吸っている2人を見つけて、釘崎が指差す。こちらに気づいた2人はガンを飛ばした瞬間、何かに気づいて頭を下げた。

「おっ、お疲れ様です!!卒業ぶりですね、伏黒さん!!」

ロロは隣にいる伏黒を見る。

「俺、中学、ココ」

虎杖と釘崎が伏黒に絡み出す。釘崎が、伏黒が中学の時何をしたか2人に聞く。

「俺ら…、っていうかこの辺の不良、半グレその他諸々、伏黒さんにボコられてますから」
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