第27章 完遂
「アンタ、いつの間にあのゴリラと仲良くなったのよ」
「いや、仲良くなったっつーか…。記憶はあんだけど、あの時は俺が俺じゃなかったというか…」
「何アンタ、酔ってたの?」
伏黒のお見舞いにきた、ロロと虎杖、釘崎。持ってきたピザを食べながら話をする。
「でもまぁ、伏黒の怪我が大したことなくて良かったな。ピザも食えてるしな!!」
「いや、もっと消化のいいもん持ってきてくれ。あの時、呪力カラカラだったのが、逆に良かったみたいだ。根を取り除いた時点で、家入さんの治せる程度だった」
「へー、そういうこともあんのか」
「アンタ、ソイツと闘ったんでしょ?ロロも違う特級と闘ったそうね」
「うん、強かったよ」
怪我はしていないが、鬼哭羅は強かった。今のままじゃ、勝てない。けど、鬼のお面ではこれ以上強くなれない。領域展開は宿儺の許可がないと使えないし、さてどうしたものか。ロロはパクッとピザを食べる。
「…虎杖悠仁君、怪我の具合はどうですか?」
「うわっ!?」
虎杖の背後に音無が立っていた。気配がなかったのでロロ達は驚く。
「え、伏黒じゃなくて俺?」
「…私のせいで怪我をさせたので。すみませんでした」
ペコリ、と音無は頭を下げる。それに慌てる虎杖。
「ほら!俺は大丈夫だって!!」
ニカッと笑う虎杖に、音無は安堵する。音無はお辞儀をして、病室を出ていった。
「オマエ、強くなったんだな。あの時、俺達それぞれの真実が正しいと言ったな。その通りだと思う。逆に言えば、俺達は2人共間違ってる」
黙っていた伏黒がポツリと呟く。
「答えがない問題もあんでしょ。考えすぎ。ハゲるわよ」
「そうだ、答えなんかない。あとは自分が納得できるかどうかだ。我を通さずに納得なんてできねぇだろ。弱い呪術師は我を通せない。俺も強くなる。すぐに追い越すぞ」
「ハハッ、相変わらずだな」
「私とロロ抜きで話進めてんじゃねーよ」
「それでこそ、ブラザーの友達だな」
突然現れた東堂に虎杖は固まる。そして、窓から逃亡した。
「どこに行く、ブラザー!!」
「感謝はしてる!!でも勘弁してくれ!!あの時俺は正気じゃなかった!!」
「何を言っている!!ブラザーは中学の時からあんな感じだ!!」
オマエと同中じゃないと、虎杖は叫んだ。