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【呪術廻戦】兄者、私人間になりたい!

第25章 京都姉妹校交流会ー団体戦ー


数時間前、陀艮の生得領域に、鬼哭羅、夏油、真人、漏瑚、花御がくつろいでいた。

「高専にある寺社仏閣そのほとんどがハリボテで、天元の結界術によって日々配置を替えるんだ。その中の1000を超える扉の内1つが『指』を含む、危険度の高い呪物を保管する蔵へと通じている。その日どの扉が蔵へ通じているかは天元しか知らないから、邪魔は入らないと思うよ」

「天元とは何者だ?」

「不死の術式を持った呪術師さ」

不死であっても不老ではない。

「天元は結界の運用以外基本、現に干渉しない。本当に気にしなくていいよ。以前、高専に回収させた指。回収前、アレに真人の呪力で作った札を貼っておいた。一層の封印の内側だから、まず剥がされない。真人なら簡単に辿れる」

「門番的なのは?」

「扉から蔵までの間に天元の側近が2人。雑魚だよ。それよりも真人には『帳』が降りる前に、高専で待機している術師をできるだけ静かに間引いてほしい。鬼哭羅と花御の負担を減らしたい」

何故五条を帳の内側に閉じ込めないのかと、花御が夏油に聞く。

「本命の真人に意識のベクトルを向けさせたくない。ある程度、全力を出してもらわないと『帳』のテストにもならないしね。学生を閉じ込めるのが、手っ取り早い」

『宿儺の器以外は殺していいのですね?』

花御はテレパシーで夏油に尋ねる。

「…いいけど、あまりオススメはしない。宿儺の動きがさ、少し私のイメージとズレる。これは推測でしかないんだけど、恐らく学生の中に宿儺にとっての地雷がいる。鬼住ロロはその1人だと思うよ。それを踏めば、最悪今回の行動全てが台無しになる。だから、ほどほどにするんだよ、鬼哭羅」

「分かってる」

「どの道使う駒だ。先に虎杖だけ攫ってしまえばいいだろう」

「いや虎杖…、宿儺自身もまた爆弾だ。私達にとっても高専にとってもね。刺激するタイミングはより混乱が求められる時にしたい。10月31日渋谷。五条悟の封印の為に利用できるものは温存する」

何人か呪詛師も同行するが、組屋鞣造は捨て置いていいそうだ。最後まで作戦行動のとれる人間じゃないので、今後邪魔になるようだ。嘱託式の帳のテスト結果は別の人間が見るから、その人とは仲良くねと夏油が言う。

「仲良くだってよ漏瑚ー!!」

「フンッ!!儂行かんし」

鬼哭羅は大きな欠伸をした。
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