第25章 京都姉妹校交流会ー団体戦ー
「フフフ、面白い子じゃないか。さっさと、2級にでも上げてやればいいのに」
1級呪術師の冥冥が、真希を見てそう言う。
「僕もそう思ってるんだけどさー、禪院家が邪魔してるくさいんだよね。素直に手の平返して認めてやりゃいいのにさ」
「フフッ。金以外のしがらみは理解できないな」
「相変わらずの守銭奴ね。それより、さっきからよく悠仁周りの映像切れるね」
「動物は気まぐれだからね。視覚を共有するのは疲れるし」
「えー、本当かなぁ。ぶっちゃけ冥さんってどっち側?」
「どっち?私は金の味方だよ。金に換えられないモノに価値はないからね。なにせ、金に換えられないんだから」
「いくら積んだんだか」
何を企んでるか知らないけど、もう簡単にどうこうされる虎杖じゃない。その時、壁に貼っている呪符が、赤く燃えた。エリア内に放たれた呪霊には、呪符が貼り付けられており、呪霊消失と同時に対になっている観覧席の呪符も消滅する。事前に記録した呪力によって、消滅反応が異なる。東京校が祓った場合、赤色。京都校が祓った場合、青色に燃える。真希がいるので、記録外の消滅反応も赤色になる。
「1対1かぁ。皆ゲームに興味なさ過ぎない?」
「なんで仲良くできないのかしら」
「歌姫に似たんでしょ」
「私はアンタだけよ」
因みに祓ったのは、ロロだ。
「懐かしいな」
ロロは昔のことを思い出す。ロロと五条、夏油で誰が多く呪霊狩りをするか競争したっけ。そして、東京校が圧勝した。ロロの思い出し笑いが止まらない。
「楽しいなぁ。兄者、私今、青春再到来してるよ」
鬼のお面を触りながら、ロロは言う。ロロの知らない所で、東京校、釘崎がリタイア。京都校、メカ丸、真依、三輪がリタイアしていた。闇雲に森を走るより、一度、伏黒達と合流した方が良さそうだ。ロロは来た道を帰ることにした。
「さて、俺らも仕事を始めよう」
「夜叉椿、どこにいる」
「ハンガーラックを作ろう…。五条悟は190あるんだろ?い〜い、ハンガーラックが作れる」
真人と鬼哭羅、組屋鞣造が屋根の上に現れた。何を企んでいるのか知らないが、嫌な予感がする。