第25章 京都姉妹校交流会ー団体戦ー
「でも、交流会で活躍して真希の名前がある程度広まれば、そういう嫌がらせも難しくなるよな」
パンダの言葉に、釘崎は虎杖を指差す。
「その為に、まずは団体戦で勝つ!!アンタももういっぺん死ぬ気でやんなさい。ロロもよ」
「分かった」
「はい…」
「聞こえてんぞー」
真希は少し照れた。
『開始1分前でーす。ではここで、歌姫先生にありがたーい激励のお言葉を頂きます』
『はぁ!?え…、えーっと。あー…、ある程度の怪我は仕方ないですが…、そのぉ…、時々は助け合い的なアレが…』
『時間でーす』
『ちょっ、五条!!アンタねぇ』
『それでは、姉妹校交流会、スタァートォ!!!』
『先輩を敬え!!』
五条と歌姫のやり取りに、ロロは苦笑いする。
「ボス呪霊、どの辺にいるかな?」
「放たれたのは、両校の中間地点だろうけど、まぁ、じっとはしてないわな」
「例のタイミングで索敵に長けたパンダ班と恵班に分かれる。後は頼んだぞ、悠仁」
「オッス!!」
玉犬の黒がバウッと鳴く。数メートル先に3級の呪霊がいた。真希とパンダが攻撃しようとしたその時。
「先輩、ストップ!!」
「いよぉーし!!全員いるな!!まとめてかかってこい!!」
東堂が現れた。虎杖が東堂の顔に膝を入れる。
「散れ!!」
真希の言葉にロロ達は走り出す。
「悠仁、頑張ってね」
「東堂1人でしたね」
「やっぱ悠仁に変えて正解だったな」
「分かっちゃいたけど、化物ね」
「そっ。だから、無視無視」
「ツナ」
ロロ、伏黒、真希班。パンダ、狗巻、釘崎班に分かれて森を走る。
「いいスピードだ」
先程の攻撃は、東堂にはあまり効いていなかった。
「お返しだ、1年。死ぬ気で守れ」
東堂は右拳を振り下ろす。ゾクッと何かを感じた虎杖は顔の前にガードを出した。その時、3級の呪霊が目の前に出てきた。3級の呪霊もろともパンチをくらわし、虎杖に攻撃が届く。虎杖は吹き飛ばされて、ガードした腕が痺れていた。顔をあげると、東堂の靴底が目の前にあった。ドゴォ。虎杖の顔面にもろに入り、立て続けに東堂が攻撃を入れる。