第25章 京都姉妹校交流会ー団体戦ー
両校、ミーティングの為に移動していなくなった後、五条と歌姫は椅子に座る。お茶を飲む為に、歌姫は湯呑みをテーブルに置く。
「話って?」
「なんでキレてんの?」
「別にキレてないけど」
「だよね。僕何もしてないし。高専に呪詛師…、或いは呪霊と通じている奴がいる」
「有り得ない!!呪詛師ならまだしも呪霊!?」
「そういうレベルのが最近、ゴロゴロ出てきてんだよね。本人は呪詛師とだけ通じてるつもりかもね。京都側の調査を歌姫に頼みたい」
「…私が内通者だったら、どうすんの?」
「ないない。歌姫弱いし、そんな度胸もないでしょ」
その言葉を聞いた歌姫は、テーブルの上に置いていた湯呑みを五条に投げる。だけど、五条は術式でそれを防ぎ、湯呑みが床に落ちる。
「怖っ!!ヒスはモテないよ?」
「私の!!方が!!先輩なんだよ!!」
歌姫は大声でそう言った。
ミーティングも終わり、スタート位置に向かうロロ達。
「虎杖、大丈夫か?」
「おーっ、なんか大役っぽいけどなんとかなんべ」
「そうじゃねぇ。何かあったろ」
「あ?何もねーよっ」
伏黒は真っ直ぐ虎杖を見つめる。
「…あった。けど、大丈夫なのは本当だよ。むしろそのおかげで誰にも負けたくねーんだわ」
「…ならいい。俺も割と負けたくない」
「何が割とよ。一度、ぶっ転がされてんのよ!?圧勝!!コテンパンにしてやんのよ!!真希さんのためにも!!」
「…そーいうのやめろ」
「明太子!!」
「そう!!真希のためにもな!!」
釘崎と狗巻、パンダは意気込んだ。
「へへっ。そんじゃまぁ、勝つぞ」
虎杖がそう言うと、何仕切ってんだと真希に蹴られた。作戦の確認の為に、伏黒と真希が話し合いをする。
「アンタ、真希さんのことどう思う?」
釘崎が虎杖に質問する。どう答えても角立ちそうなので、素敵な女性だと返答すると、術師としての話だと言われた。ロロも考える。鬼のお面を付けていなかったら、真希に勝つことはできないだろう。
「真希さん4級なの。家が面倒な術師の家系でね。セルフ勘当みたいに出て行った真希さんの昇級邪魔してんのよ」
「呪術師の家系なら強い術師は大歓迎じゃねぇの?」
「一度、否定したものを認められないのよ。バカだから」
釘崎はそう言った。