第25章 京都姉妹校交流会ー団体戦ー
東京校サイドのミーティング。ある古民家にロロ達は集まっていた。
「あのぉ~、これは…、見方によってはとてもハードなイジメなのでは…」
「うるせぇ。しばらくそうしてろ」
釘崎はそう言うと、そっぽを向く。ロロは土間で正座をして、虎杖は遺影のフレームを持って同じく正座していた。
「まぁまぁ、事情は説明されたろ。許してやれって」
「喋った!!」
「しゃけしゃけ」
「なんて?」
「狗巻先輩は呪言師だ。言霊の増幅、強制の術式だからな。安全を考慮して語彙絞ってんだよ」
「『死ね』っつったら相手死ぬってこと?最強じゃん」
「そんな便利なもんじゃないさ。実力差でケースバイケースだけどな。強い言葉を使えばデカい反動がくるし、最悪自分に返ってくる。語彙絞るのは、棘自身を守るためでもあんのさ」
パンダが狗巻の術式のことについて説明する。
「他人の術式をペラペラと…」
「いいんだよ。棘のはそういう次元じゃねーから。んなことより、悠仁。屠坐魔返せよ。悟に借りたろ」
虎杖は察した。
「五条先生ガ…持ッテルヨ…」
「チッ、あのバカ目隠し」
「で、どうするよ。団体戦形式はまぁ、予想通りとして、メンバーが増えちまった。作戦変更か?時間ねぇぞ」
「おかか」
「そりゃ、悠仁次第だろ。何ができるんだ?」
「殴る、蹴る」
「そういうの間に合ってんだよなぁ…」
「コイツが死んでる間、何してたかは知りませんが、東京校、京都校全員呪力なしで闘り合ったら、虎杖が勝ちます」
東堂と闘ったことのある伏黒が言うので、信憑性はある。
「東堂は確実に直で私達を潰しにくる。真依も私狙いで便乗してくるかもな。東堂は化物だ。全員で相手にして全滅するのが最悪のパターン。だから足止めとして、1人だけロロかパンダを置いていくつもりだったが…。悠仁。オマエに任せる。勝たなくていい。できるだけ粘って時間を潰せ」
「でも大胆にいけよ!ぶっちゃけオマエは予定外の戦力だから、リタイヤしてもあんまり困らん」
真希とパンダは親指を立てた。
「でも、先輩。やるからには、勝つよ、俺」
虎杖はそう宣言した。