• テキストサイズ

【呪術廻戦】兄者、私人間になりたい!

第22章 また明日


領域展開は呪力をかなり消費する。正に切り札、最終奥義。虎杖は真人に向けて走る。真人は最後の呪力を絞り出し、巨大化した。これは最後の好機。駆け引きはもういらない。そこにあるのは限りなく、透明な殺意。『逕庭拳』。攻撃は決まったが、パァン、と手応えのない音が響く。

「アイツが逃げる!」

ロロが叫ぶと同時に七海が真人の後を追う。排水口に向かう真人。

「バイバぁ〜イ。楽しかったよ」

七海が攻撃をするが、一歩遅かった。真人は逃げた。七海は猪野に電話をした。

「猪野君、本丸が排水口から逃走しました。えぇ、私といた地点から東南に向けて、虱潰しにお願いします。今なら君でも祓える」

「七海さん、悠仁が!!」

倒れた虎杖に声をかけるが、返答がない。気絶したようだ。伊地知に連絡をして、ロロ達は高専に戻った。

「はぁ、はぁ、はぁ…、ハハハ」

真人は左肩を押さえて、休憩していた。呪いの王、両面宿儺。現時点では漏瑚より呪力の総量では劣るはずなのに、あの存在感。魂の格が違う。これは確信だ。真人達が全滅しても宿儺さえ復活すれば、呪いの時代がくる。しかし、参ったな。真人の手が震える。今、どうしようもなく虎杖を殺したい。

「うーん、もどかしー!!でも、まぁいっか!!肉体と違って魂は何度でも殺せる。それに、夜叉椿って言ったかな?鬼哭羅(きこくら)が喜びそうだ。教えたら、計画に参加してくれるかな?」

真人は悪い笑みを浮かべた。

高専に戻り、虎杖は家入の治療を受けた。その内に、ロロは七海に順平の家にあった宿儺の指を渡すと、五条を探した。

「悟、私が異世界から来たってこと悠仁と七海さんにバレた。いい機会だから、私のこと話そうと思うの。悟も気になるでしょ?」

ロロの方から話すまで、詳しいことは聞かなかった五条。

「そうだね。どんな話が聞けるか、楽しみだよ」

ロロは部屋に戻ると、新しい鬼のお面を手に取る。

「兄者、聞こえる?とうとう私のことバレちゃった。…うん、でももう決めたの。全部話すって」

惣闇との話も終わり、ロロは虎杖と七海を探す。霊安室から七海が出てきた。虎杖は中にいるそうだ。中に入ると、虎杖が泣きそうな顔で遺体を見つめていた。
/ 105ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp