第20章 殺してやる
真人は体を縮めると、ハリネズミの様に棘を伸ばして攻撃を仕掛けてきた。ロロ達はそれをかわして、強度の弱い端から棘を折っていく。真人のいる中心まできて、攻撃を入れるが、子供の姿に変わった真人が逃げる。真人が形を変える直前、呪力のタメがあることを、ロロ達は気づいた。真人はお"えっと改造人間のストックを3体、口から出した。
「短髪のガキを殺せ」
ロロと七海が改造人間達を先に殺そうとした時、真人の攻撃があり出来なかった。虎杖の後を改造人間達が追う。
「やっぱり、アイツ人間殺せないだろ」
真人はロロの鬼のお面を狙って攻撃をしてくる。七海が援護して7∶3を決めるが、あまり効いていない。伸びてきた腕を避けたが、軌道を変えた棘が出てきて鬼のお面に突き刺さる。
「クソッ!兄者を返せ!!」
鬼のお面を真人に取られた。七海が一歩前に出てロロの先に立つ。
「ふーん、お面は屋台とかで売ってる普通のものみたいだね」
そう言うと、真人は鬼のお面を真っ二つにして、地面に投げた。
「これで君はただの人間だ。アハッ、魂が揺らいでいるね。怖いのかな?」
「兄者を真っ二つにされた事に怒っているのよ、馬鹿」
真人は両手を伸ばしてロロを捕まえようとする。七海が守ってくれてはいるが限界があり、ロロは捕まり壁に押し付けられてしまった。その後、七海も捕まってしまう。
「次はアンタ達と闘わせようと思うんだ。今度は泣いちゃうかな?現実と理想の擦り合わせができていない、馬鹿な子供は」
「それは違います。彼は今まさに、その擦り合わせの真っ最中。どちらかと言えば、馬鹿はアナタです」
パリン、窓を破って虎杖が帰ってきた。改造人間達を倒したのだ。真人に対する、虎杖と七海の連続攻撃が止まらない。ロロは今の内に、鬼のお面を回収した。真人は身代わりを作る暇がない。攻撃を受けるたび、真人の中に新鮮なインスピレーションが起こる。そして、これが死であると。今ならできるよね。領域展開『自閉円頓裹』。真人の領域展開に、ロロと七海が閉じ込められた。
「今はただ、君達に感謝を」
真人は静かにそう言った。