第8章 鉄骨娘
「1年がたった4人って少な過ぎねぇ?」
「じゃあお前今まで呪いが見えるなんて奴、会ったことあるか?」
「…ねぇな」
「それだけ少数派なんだよ。呪術師は」
ロロと虎杖と伏黒は原宿に来ていた。何故原宿かというと、あと1人の生徒が待ち合わせ場所はここがいいと言ったらしい。五条と合流すると、虎杖がポップコーンが食べたいと言い出した。久しぶりの原宿だ。ロロはクレープを食べることにした。
少しして、あと1人の生徒が現れた。彼女は、モデルの勧誘をしていた男性に絡みだす。五条が呼んで、こっちに気付いた彼女はこちらに来る。
彼女の名前は、釘崎野薔薇というそうだ。
「俺、虎杖悠仁。仙台から」
「伏黒恵」
「私、鬼住ロロ。よろしくね、野薔薇」
釘崎は3人を見たあと、ため息を吐いた。
「これからどっか行くんですか?」
「フッフッフ。せっかく1年が4人揃ったんだ。しかもその内2人はおのぼりさんときてる。行くでしょ、東京観光」
虎杖と釘崎は顔を輝かせる。
「TDL、TDL行きたい!!」
「バッカ。TDLは千葉だろ!!中華街にしよ、先生!!」
「中華街だって横浜だろ!!」
「横浜は東京だろ!!」
「静まれ。それでは、行き先を発表します。六本木」
六本木と聞いて、目を輝かす虎杖と釘崎。
「いますね、呪い」
「嘘つきー!!」
廃ビルの前にロロ達は来ていた。虎杖と釘崎は叫んだ。近くに大きな霊園があって、廃ビルとのダブルパンチで呪いが発生しているそうだ。
「地方民を弄びやがって!!」
「やっぱ墓とかって出やすいの?」
切り替えた虎杖が聞く。
「墓地そのものじゃなくて、墓地=怖いって思う人間の心の問題なんだよ」
「あー、学校とかも似た理由だったな」
「ちょっと待って。コイツそんなこと知らないの?」
「実は…」
伏黒は釘崎に、虎杖が宿儺の指を食べたことを話す。案の定、釘崎はドン引きしていた。
「君達がどこまでできるか知りたい。ま、実地試験みたいなもんだね。野薔薇、悠仁。2人で建物内の呪いを祓ってきてくれ」
「あれでも、呪いは呪いでしか祓えないんだろ。俺、呪術なんて使えねぇよ」
虎杖の体は、半分は呪いみたいなものになっている。呪力の制御は一朝一夕じゃできないので、五条は呪具の屠坐魔を虎杖に渡す。