第4章 懐玉
「めんそーれ!!」
護衛2日目。ロロ達は沖縄に来ていた。拉致犯から取引場所を沖縄に指定されたのだ。何故、皆水着姿なのかというと。
午前9時、ロロ、五条、夏油、天内が沖縄に到着した。
午前11〜12、黒井救出して拉致犯を尋問する。
午後13時、現在ここで海水浴に来ている。
「まさか盤星教信者…。非術師にやられるとは、自分が情けない」
「不意打ちなら仕方ないですよ。私の責任でもある」
「不意打ちだったんですかね。『Q』の1件で気をつけてたつもりだったんですけど。イマイチ、襲われてた時の記憶が…。というか、飛行機で来たんですね。大丈夫だったんですか、襲撃とか」
「悟は目がいい。アイツが離陸前に乗客乗員、機内外をチェックして、飛行中は私の呪霊で外を張りました。下手な陸路より安全でしたよ。それより私は、沖縄を指定してきたことが気になります」
「時間稼ぎじゃないんですか?理子様を殺められなくても、明日の満月に間に合わないよう」
「それなら、交通インフラの整っていない地方を選びます」
「まさか、奴ら空港を占拠する気じゃ」
「かもしれません。でも大丈夫。沖縄に来たのは私達だけじゃない」
那覇空港に2人の呪術高専1年生がいた。
「どう考えても、1年に務まる任務じゃない」
七海建人がため息を吐く。
「僕は燃えてるよ!!夏油さんにいいとこ見せたいからね!!」
灰原雄はやる気満々だった。
「それにいたいけな少女のために、先輩達が身を粉にして頑張ってるんだ!!僕達が頑張らないわけにはいかないよ!!」
「台風が来て空港が閉鎖されたら、頑張り損でしょう」
七海は冷静だった。
身を粉にして頑張っている先輩こと五条は、ナマコを捕まえて爆笑していた。ナマコを投げてくる五条から、ロロと天内は笑いながら逃げ回る。
「いいんでしょうか。観光なんて…」
「言い出したのは悟ですよ。アイツなりに、理子ちゃんのことを考えてのことでしょう。でも、そろそろ。悟!!時間だよ」
夏油の言葉に、しゅんとなる天内。
「傑、戻るのは明日の朝にしよう」
「…だが」
「天気も安定してんだろ。それに、東京より沖縄の方が呪詛人の数は少ない」
「もう少し真面目に話して」
夏油が五条にツッコむ。