第30章 そういうこと
任務終わり、伏黒は伊地知と直帰。虎杖は観たい映画があるとかなんとか。ロロと釘崎はジバンシィの新作を試しがてら、町をプラプラ。
「あのっ、スミマセン…。さっき、虎杖君と一緒にいませんでした?」
背の高い女子が声をかけてきた。話を聞く為に、ロロ達はファミレスに入った。テーブルに座ると、小沢優子はスマホを差し出した。
「コレ、中学卒業式の時の私です」
そこに写っていたのは、ぽっちゃりした小沢だった。ロロと釘崎は驚く。半年の間に何があったのか聞くと、身長が15cmくらい伸びて、引っ越しして環境の変化のストレスでみるみると痩せたそうだ。
「あれ?コレ悠仁だよね?」
ロロは小沢の隣に立っている虎杖を指差す。
「卒業式の日、勇気を出して一緒に撮ってもらったんです。本当は連絡先とかも聞きたかったけど、私、東京に越すの決まってたし…。でもさっき、虎杖君を見かけて、今の私ならもしかしたらなんて…」
「え"、優子、それって…。つまり、そういうことね!?」
「はい!!そういうことです!!」
ジュースを飲みながら、ロロはニヤける。恋バナはやはりいいなと。釘崎は伊地知に電話をする。
「今から私より虎杖に詳しい奴が来るわ。まずは、ソイツに話を聞きましょ」
「あのっ、もし鬼住さんと釘崎さんも虎杖君のこと」
「ない。天地がランバダを踊ってもない」
「私もないかな」
その言葉に小沢はほっとする。
「おい、なんなんだよ」
「オッス、伏黒ォ!!虎杖って彼女いるー?」
「は?」
「実はこの子がかくかくしかじか」
「つまり、そういうことか!?」
「えぇ、そういうことよ!!」
状況が分かった伏黒。
「彼女はまずいないだろ」
「根拠は?」
「急に東京来るってなって特に困った様子なかったし、あと部屋にグラビアポスターが貼ってある。彼女いる奴って、そういうの貼らねーんじゃねぇか?相手、嫌がるだろ」
「あの、ちなみに好きなタイプとか…」
「あー、背が高い子が好きって言ってたな」
釘崎と小沢はグラスを合わせる。
「勝算アリ!!虎杖を召喚するわ!!いいわね、優子!!」
「はい!!」
虎杖に店のURLと来いっと送る。
「あれ?鬼住と伏黒もいんじゃん」
数分で虎杖が現れた。