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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎 冨岡義勇★R18

第109章 妖しい三人の夜〜冨岡義勇【R強強】


台所の隣にある、食事を準備するための小さな畳部屋

義勇が覗き込むと、そこには酒を口にしたゆきと幸の姿があった。

ゆきは完全に酔いが回っているようで、幸にぐったりと体を預けている。

着崩れた寝間着の隙間からは柔らかな素肌が覗き、どこか艶っぽい雰囲気を醸し出していた。

「おい! 何故酒を飲ませている?」

義勇の声に、幸がゆるりと顔を上げる。

幸自身も少し酔っているのか、頬がほんのりと赤い。

はだけた胸元からは、固く巻かれた晒がのぞいていた。

その姿は、女性というよりも、どこか浮世離れした男らしい色気を漂わせている。

二人が並ぶ姿は、一見すると美男美女の睦まじい男女そのものだった…。

「あれっ…? ぎゆう…?」

その声に反応したゆきが、足元をふらつかせながら立ち上がった。

そして当たり前のように、義勇の胸へと勢いよく飛び込んでいく。

「ぎゆう〜」

甘えた声で名を呼ばれ、義勇は一瞬、耳まで赤く染めて狼狽えた。

だが次の瞬間には、愛おしそうにその腕でゆきの体をしっかりと受け止め、離さぬように抱きしめた。

その光景を目の当たりにした幸は、驚きで目を丸くする。

「し、師範…? ゆきさん、一体どうしちゃったんですか…?」

ゆきの言動に動揺を隠せない幸に対し、義勇は腕の中の温もりを慈しむように視線を落としながら、静かに答えた。

「…昔からだ。こいつは酔うと、甘えてきて、俺をこう呼ぶ」

見たことのないゆきの無防備な表情と、彼女を愛おしそうに見つめる義勇の眼差し…。

二人の間に流れる濃厚な空気を前に、幸は胸の奥がざらつくのを感じながら、面白くなさそうにただじっと二人を見つめる。

「ぎゆう…」

そう言いながらゆきは、義勇の胸元に顔を埋める。

寝間着から覗く義勇の素肌に、ゆきの唇が直接触れる…。

身体に、電流がはしる…

悪戯をするように、ゆきは軽く唇が触れている首筋に吸い付く…

「ゆき…おいっ…」

「ん…?」

胸元に両手を置きながら下から義勇を見上げてくる。

堪らなく可愛らしい…

愛らしい…

酔うと名を呼び捨てで、甘えてくれるお前…

このまま抱き上げて部屋に連れて行きたいくらいだ…。




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