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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第27章 邂逅




「殿と…、水柱の冨岡殿ですね?」

『あ、はい!そうですが…』

「お待ちしておりました、
鴉から連絡は聞いてます。
長の元へご案内しますので、こちらへ。」





案内役の人が来てくれたことで
私と冨岡さんはその男性に近付いた。





『じゃあまたね、小鉄くん。
さっきみたいにまた心配かけたらだめだよ?
危ない所で作業する時は、注意を怠らないでね?』


小鉄「はい…、分かってます…」


『気を付けてね?』



素直に返事をしてくれた小鉄くんの頭を一撫でしてから歩き出すと、冨岡さんが私に声を掛けてきた。





「随分俊敏に動けるようになったな。」

『毎日欠かさず鍛錬してますから。
しのぶちゃんや柱の人達にも
何度か扱かれていますし…』

「相当な努力しなければ
あのように早くは動けない…、
は頑張っているんだな。」

『えへへ。』




冨岡さんに褒めてもらえたのが嬉しくて
男性に案内してもらっている間
私はまたニヤけっぱなし。


好きな人に自分の努力を認めてもらえる喜びに浸っていると、一軒の建物の前に到着した。

ほとんどの建物は鬼によって壊されてしまったようだけど、ここは運良く無傷だった建物の1つで、里の警備をしていた鬼殺隊士の宿泊施設で使われていたのだと
案内してくれている男性が教えてくれた。



早速中へ入り、屋内の通路を進んでいくと、男性は一つの部屋の前で立ち止まった。





「長、鬼殺隊士のお二人がお見えになりました。」

「おぉ、通してよいぞ。」

「失礼致します。」




襖をスッと開けられると
部屋にはひょっとこのお面をつけた男性が2人。


1人は年配の方で、もう1人は側近だと思われる人。



中へ入るように促された私と冨岡さんは
その男性2人の向かいに正座をして向き合った。




『初めまして、 です。
里が襲撃され、ご多忙かと存じますが
突然の訪問、深くお詫びいたします。』

「そんなに畏まらずともよいぞ?
遠い所からわざわざご苦労じゃったのォ。
儂は鉄地河原鉄珍、よろぴく。」




刀鍛冶の里で1番偉い人だから
厳しい人なのかなって思って礼儀正しく挨拶をしたけど…


砕けた口調で話された事によって何だか拍子抜けした。





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