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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第27章 邂逅




パシッ


『ふーっ…、冨岡さんの言う通りです…、
しっかりしないとダメですね!』




自分の手で両頬を叩いた私は
気合いを入れ直し、気持ちを切り替えた。

そんな私を見て冨岡さんも安心した様子だった。




「先ずは里長の元に行くか。」

『ですね。
鋼鐵塚さんの居場所も聞きたいですし…、
ちょっと誰かに聞いて来ま…』

「おい小鉄!!危ないからやめとけって!!」

『ん…?』




冨岡さんと話している途中で
突然耳に入って来た男性の大きな声…。


周りを見渡すと、声の主は見つかり
男性は、壊れた家の屋根に登っている幼い少年に叫んでいるようだった。




小鉄「これくらい大丈夫だよおじさん!
屋根にある鉄を取るだけだから!」

「本当に大丈夫か…?無理しなくても…」

小鉄「大丈夫大丈夫。俺に任せ…、
うわぁッ…!!!」

『!?危ない!!』





少年は、自分は大丈夫だと男性に叫んでいる途中
屋根の上で足を滑らせてしまい…

建物から落下しそうになってしまった。





「小鉄ー!!!!っ、え…」

小鉄「っ…、あ、あれ…、痛く…ない…」

『良かった〜、間に合った…』





少年の体が宙に浮いた瞬間
私は地面を蹴って移動し、上手く少年をキャッチすることが出来て、惨事には至らず。


自分に何が起きたのか少年は分かっていない様子で呆然としていたけど、見たところ怪我はしていなさそうだった。





『君、大丈夫?どこか痛いところない?』

小鉄「あ…、はい…大丈夫…。」

『そっか。』




抱き抱えていた少年の体を地面に下ろすと
先程叫んでいた男性が私達の元に駆け足で近寄って来た。






「こら小鉄!!
気をつけろって言っただろうが!!」

小鉄「ご、ごめんなさい〜…」

「全く…。
あの、鬼殺隊の方ですよね?
小鉄を助けて頂き、本当にありがとうございました!」

『いえいえ、気にしないで下さい。』




ペコペコと何度も頭を下げながらお礼と謝罪をしてくる男性に対し、反応に困っていると

また別の1人の男性が私達の元に近づいて来た。




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