第25章 意識
が俺の女になったら
ンな風に泣かせたりしねェ…
ガラじゃねェと思われるかもしれねェが
俺なりにを大切にしてやりてェ…
が笑って過ごせる環境を作って
心から支えてやりてェ…。
…そんな自分の思いをに伝えた瞬間、冨岡の野郎が俺の屋敷に来やがった。
戸惑いながらも冨岡の方を振り返ったに
俺から目を逸らして欲しくねェ、
冨岡なんかに渡したくねェ…、
そんな激しい嫉妬心が湧き上がった時
冨岡に見せつけるように、の唇を奪った。
あの野郎が驚いているのと同時に
俺に対して敵意を向けていることにもすぐ気づいた。
俺の知ってる冨岡は、あまり表情を崩すような奴じゃねェが、と関わるようになってから
あの野郎が本気で怒り、怒鳴っている所や人を殴る場面も見た…、
人間、好きな女が出来ると変わるんだなァと思いながら、への気持ちが本物かどうか試す為
わざと挑発するようにの体に触れると
冨岡はの体を上手く避けて
俺の体を突き飛ばしてきやがった。
そしてそのまま屋敷を出て行った2人だが
俺は追いかけることはしなかった。
冨岡のへの想いが本気であると分かった以上、2人の邪魔をすべきじゃねェと気付いたからだ。
…俺には冨岡の野郎のどこがいいのかさっぱり分からねェけどな。
「はァーー…、クソが…。
変わり者同士、勝手にやってろ…」
俺のへの想いは
そう簡単に消えるとは思えねェが、今は引いてやる。
その理由は
に口付けたことや体を抱きしめた事…
アイツの柔らかい唇や体温を感じることができて
気分が良いからなァ…。
…だが、今度またを泣かせやがったら
絶対ェ奪ってやる。
覚悟しとけよ冨岡ァ…。