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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第25章 意識




不「随分好き勝手な事言いやがるなァ…?
コイツとそんなに離れたくねェんなら…」

『っ、んー!?』

「…!!」

不「力ずくで…、俺から奪ってみろよォ…?」





の口を塞いでいる手とは反対の手で
不死川は彼女の腰回りから腹へと撫で回すように触れ始めていた。





やめろ…


それ以上…、に触れるな…。





強い嫉妬心による怒りを激しく感じた俺は
地面を蹴り、2人の方へと一瞬で距離を縮め
不死川の体を突き飛ばした。





不「っ…、チッ…。痛ってェな…」





体が多少ふらついた不死川を睨みつけながら
を己の背後に隠し、彼女の手を強く握り締めた。





『っ、冨岡、さん…』

「…言われた通り、力ずくで奪わせてもらった。
、行くぞ。」

『え…、っ…。』





戸惑っているの手を引っ張り
不死川の屋敷を出た。





「…。」






黙々と歩き続けている俺の脳裏には
先程が不死川に口付けられている場面が焼き付いていて、腑が煮えくりかえるほどの怒りを感じていた。





不死川は女に対して
揶揄いながらあのような事をする奴ではない…。



つまりそれは、俺と同じ気持ちをに抱いていたということだ。





"忠告はしたからな…?
俺ァどうなっても知らねェぞ…"





…先日
不死川が蝶屋敷で俺に放った言葉の意味が漸く理解できた。



奴は本気でを慕い
俺に宣戦布告をしてきていたんだ…


あの時気付いていれば
不死川がに触れる事を防げたかもしれないというのに…



を手放した憐れな自分に苛立っていると、繋いでいたはずのの手が振り解かれていた。





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