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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第25章 意識




あぁ…


これはきっと俺への罰だと思った。




何よりも大切な存在だったを自ら手放し、彼女を傷付けた俺にバチが当たったんだ。



はずっと俺の事を想ってくれていたというのに、その想いを無碍にし、他の男と幸せになれなどと思ってもいないことを言ってしまった俺への罰だ…。





今まで感じた事がないほど胸が痛む…。




俺ではない別の男と一緒になれ、と
一度は俺が望んだ事だが…


いざその状況を目の当たりにすると
悲しくて苦しくて…、の唇を奪った不死川に対し、激しい怒りが込み上げてくる。



ギリギリと己の拳を握り締め
を悲しませたことを悔やみながら奥歯を噛み締めていると、

不死川はから唇を離し、俺に視線を向けて来た。





不「おい冨岡ァ、邪魔してんじゃねェよ。
こいつはもう俺が貰ったんだよ。」

『!?!?』

「…なんだと?」

不「テメェはを捨てたよな?
だからこいつは俺の女にした。」

『ちょっ…、不死川さん!?
何言って…っ、んーーーッ!!』





不死川に肩を組まれたまま
奴の言葉に反論しようとしたは
不死川の手によって口元を塞がれていて…


いつまでもに触れている不死川に苛立ちを感じた俺は、奴を威嚇しながら2人の方へ歩みを進めた。





「不死川、を乱暴に扱うな。」

『っ…』

不「ケッ、どの口が言うんだよ?
散々コイツを泣かせて苦しめやがったのは…
他でもないテメェだろうが!!」

「…。」





そんな事…、言われずとも分かってる…。



だから俺はに会いに来たんだ…。



誠心誠意謝罪するだけでなく、
己の気持ちを全て…に伝える為に…。






「…」

『っ…』

「俺は…、お前を失いたくない…」

『!!!!』




真っ直ぐにを見つめながらそう告げると、彼女の大きな目が見開かれ、驚いているように読み取れた。




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